【オンラインセミナー】AI・ロボット活用におけるELSI勉強会kickoff

2025/5/20 ニュース

AI・ロボット活用における倫理的・法的・社会的課題(ELSI)勉強会kickoff

近年、普段の生活におけるAIやサービスロボットの活用が加速する中、倫理的・法的・社会的リスクが企業経営に直結する事例が急増しています。そうした背景を踏まえ、専門家を招いた講義やAI・コミュニケーションロボットを活用する際のELSIの観点でのリスクに関してオープンに議論する場を設けることにしました。この勉強会を通じて、ELSIの重要性を理解いただき、自社が抱える潜在的なリスクを可視化し、未然に防止するための組織づくりの基礎を学んでいただきたいと思います。

■kickoff開催概要

日時:2025年6月4日(水)15:00〜16:30
開催方法:オンライン(Zoom・お申し込みをいただいた方へ、前日までに連絡します)
参加費:無料
アジェンダ:
1)講義:ELSI概論(小林先生へのご質問も歓迎します)
2)勉強会(有償)のご案内:全体の流れや講師の先生のご紹介

■勉強会スケジュール(テーマと講師は変更になる可能性があります)

全6回のELSI勉強会を以下のスケジュールで開催します。今回はその第1回の申込みを募集します。
第1回は無償とし、ELSI概論の講義と、第2回以降の有償講義・ワークショップの内容のご紹介をいたします。
第1回終了後、改めて第2回~第6回(有償)の申込みを募集します。第1回のみのご参加も可能ですので、是非お気軽にお申込みください。

■6月4日(水)kickoff 登壇者プロフィール

小林 傳司(こばやし ただし)先生
大阪大学名誉教授、大阪大学COデザイン・センター特任教授、JST社会技術研究開発センター長

京都市生まれ。京都大学理学部卒業。東京大大学院理学系研究科博士課程修了。専門は科学哲学、科学技術社会論。福岡教育大学、南山大学を経て2005年4月より大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授。2015年から19年、大阪大学理事・副学長を務める。
社会における科学技術のあり方について、専門家と市民が同じテーブルで討議し提言する「コンセンサス会議」を日本に紹介、実施。01年、科学技術社会論学会の設立にかかわる(初代会長)。著書に「公共のための科学技術」(編著)玉川大学出版会、「誰が科学技術について考えるのか」名古屋大学出版会、「トランスサイエンスの時代」NTT出版、「シリーズ大学 全6巻」(編著)岩波書店、「科学技術社会論の挑戦 全3巻」(編著)東大出版会など。

■kickoff以降の講師プロフィール

二瓶 美里先生
東京大学 知能機械情報学専攻教授
 
早稲田大大学院生命理工学専攻博士課程修了、博士(工学)。国立障害者リハビリテーションセンター研究所等を経て現職。専門は生活支援システム、アクセシブルデザイン。ソーシャルロボットの研究に従事し、ロボットインタラクションの研究、支援テクノロジーの倫理的・法的・社会的課題に関する学際研究を進める。JSTS-イノベ「高齢者の記憶機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発(分担)、AMED「見守りコミュニケーション分野:ヒト型コミュニケーションロボットPepperと高齢者間における自律会話と遠隔操作機能によるインタラクション研究開発(分担・共同研究)」に従事。経産省医福室福祉用具開発の在り方検討会(座長)、厚労省老健局・介護現場のニーズを踏まえたテクノロジー開発に関する調査研究事業委員会座長を務める。

畑中 綾子先生
尚美学園大学総合政策学部准教授 / 東京大学高齢社会総合研究機構客員研究員

修士(法学)、博士(社会科学)
社会技術研究システム(現科学技術振興機構社会技術研究開発センター)専門研究員、東京大学大学院法学政治学研究科COE政治、同公共政策大学院、同政策ビジョン研究センター(現未来ビジョン研究センター)、同高齢社会総合研究機構などを経て現職。専門は、民法・医事法。主に、医療技術の発展に関わる法的課題に関する研究に従事し、令和2年度の国立国会図書館分析型調査『高齢者を支える技術と社会的課題』にも参加。

赤坂 亮太先生
大阪大学社会技術共創センター准教授

慶應義塾大学メディアデザイン研究科単位取得満期退学。2016年同研究科博士号取得。博士(メディアデザイン学)。ロボットやAI、仮想空間等の先端情報技術に関する法的問題に関する研究に取り組む。産業技術研究所特別研究員などを経て、現職。

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