2023年3月に開催された介護用品・高齢者施設向けの設備・サービスが一堂に集まる専門展「CareTEX東京’23」に出展しました。
今回のブースでは、コミュニケーションロボット「BOCCO emo」を利用した在宅や高齢者施設でのロボットによるオンライン服薬支援など、ロボットを暮らしに取り入れた新たな高齢者との向き合い方、寄り添い方をご紹介しました。
本レポートは介護事業者様、介護従事者様、新規で介護事業を検討している企業担当者様向けにまとめております。
今回一番デモ依頼があったのが、ロボットと服薬カレンダー※の連携でした。
該当の曜日・時間になるとBOCCO emoが「お薬の時間だよ。忘れずに飲んでね!」とリマインド。カレンダーから薬を抜き取るとBOCCO emoが感謝の言葉を伝えてくれます。仮に指定とは異なる薬を取ってしまうと、訂正のメッセ―ジを発話します。また残薬の確認も、「かれん」側の管理画面から簡単に確認できます。
来場いただいた方が口を揃えて「ケアマネなら誰もが服薬支援で悩んでいる」「利用者さんに試してみたい」とおっしゃってくださいました。
※服薬カレンダーは、リードエンジニアリング社eお薬カレンダー「かれん」を採用
マクニカ社、神奈川県とのコラボレーションにより生まれた介護事業向けのBOCCO emoと空気質センサの活用方法をご紹介しました。昨今増加傾向にあるサービス付高齢者向け住宅において、個別ケアが必要な入居者がいらっしゃること、それによる業務負荷が発生することは事実です。そこでBOCCO emoによる入居者への予定のリマインドや、マクニカ社のセンサから個室内の環境(温湿度、CO2濃度等)を把握、スタッフへ連携し、業務負荷を軽減できないかという取り組みを実施中です。
展示会場では実際に稼働中の空気質センサを展示し、「確かにこういう情報があったら便利」というお声をたくさんいただきました。
今話題の技術を活用して、介護現場に合わせたロボットとのシナリオ対話をご紹介しました。「ロボットとも簡単な対話ができるんだだ!」と好評でした。人同士での雑談にはまだ届きませんが、コミュニケーションロボットの活躍の場が一気に広がったように思います。
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