社長から社員、お客様へ。甘噛みハムハムがつなぐ笑顔のかたち オリジナル甘噛みハムハム制作プロジェクト。

2025/7 インタビュー・イベントレポート

[お話を伺った方]
セントラル石油瓦斯株式会社
代表取締役社長 太田 晃 様
事業統括部 副長 / 甘噛みハムハムだいふく推進委員 大山 美樹 様

「体験した人が、皆さん笑顔になる。こういう” 癒し “を形にしている会社があるのかと衝撃を受けた」と語ってくださったのは、セントラル石油瓦斯株式会社の太田社長。
65周年事業の一環で自社のキャラクターを見直し、新キャラクター制作から今回のオリジナル甘噛みハムハムプロジェクトは始まりました。ユカイ工学は本プロジェクトで①キャラクターデザインの3D化②オリジナル甘噛みハムハムぬいぐるみ制作(量産)を担当しております。

目次
・究極の癒しのかたち?社長自ら社員へ甘噛みハムハムをPR。
・誰にでも愛される自社の新キャラクターを作りたい。そう思った理由とは。
・給湯器などのガス機器の販売経験はあるが、これまでモノを作ることは未経験。進めるにあたり、苦労したことは。
・みんなに愛される ” だいふく “ を目指して。


– 究極の癒しのかたち?社長自ら社員へ甘噛みハムハムをPR。

太田社長:

ある社外勉強会で、御社のCFOが甘噛みハムハムのコタロウを紹介されていて、体験する人がみな、笑顔になっていく様子を目の当たりにしました。日ごろ難しい顔をしているだろう方々が笑顔になるというのは、これはなかなか良い、究極の癒しのかたちじゃないかと感じたのが第一印象でした。

その後、会社行事の福引の景品に、ユカイ工学さんの「甘噛みハムハム」と「Qoobo」を採用し、翌年の社員旅行では「fufuly」を。ユカイ工学さんとは、このような形で縁が繋がっていきましたね。

大山様:
社長が社員におすすめしていらしていたのを見聞きしていて、実際に指を入れて衝撃を受けました。世の中にこういうものがあるのか、と本当にびっくりしました。福引であたった社員は、ご自宅で楽しんでいるそうですよ。

ユカイ工学・冨永:
嬉しいですね、ありがとうございます。
いろんなギミックを搭載せず、甘噛み一本で突き進んだ商品だったので、いい意味で説明もしやすい商品だと思います。この商品のファンの間では、ファンになってくださった方がお友だちにプレゼントするといったこともあるようです。

– 誰にでも愛される自社の新キャラクターを作りたい。そう思った理由とは。

太田社長:
2024年が当社の創業65周年記念で、このタイミングでこれまでの自社キャラクター(ポレッタくん)を見直してみようという企画がありました。もともと当社のキャラクターも犬で、コタロウも犬なのでその点が共通していて、より幅広い世代に受け入れてもらえるようなキャラクターで甘噛みハムハムを作ったらどうなるのか、というのがスタートでした。ただキャラクターを変えただけではイベント性がないので、新たなチーム、” だいふく推進委員会 ”を発足しました。

この子は ” だいふく “ に名前が決まりましたが、名前は全社に公募しました。そのときに “ つくね “ という候補もありましたね。焼き鳥の “ つくね “ です。ユカイ工学さんとやり取りしているときに食べ物の名前を製品につけることはよくあると、打ち合わせの中でお話しがあって。

ユカイ工学・冨永:
そうですね。ユカイ工学の商品にはコンピューティングツールのKonashi(こなし)、Koshian(こしあん)があります。他には、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)なんかも市場にはありますね。

太田社長:
振り返ると、このアドバイスがあったから食べ物の名前に決まったように思います。近所に創業160年の社員にも馴染みある和菓子屋さんがあります。特に大福がものすごく美味しいこともあり、だいふくという名前に落ち着きました。

ユカイ工学・冨永:
先に名前が決まったのにも関わらず、こんなに” だいふく “という名前がしっくりくるデザインに仕上がったのはすごいなと感じています。

大山様:
わたしも同じように感じていて、ユカイ工学さんに依頼して本当に良かったです。

– 給湯器などのガス機器の販売経験はあるが、これまでモノを作ることは未経験。進めるにあたり、苦労したことは。

ユカイ工学・小畑:
セントラル石油瓦斯さんから依頼いただいたものは、(コタロウがすでに商品化されている中)犬・笑顔をキーワードにした、優しそうな生地でぬいぐるみを作るというものでした。これまでユカイでさせてもらったオリジナルハムハム製造プロジェクトでは、デザインが決まっていて、それを二次元から三次元で表現するというフローなんですが、今回は新しくキャラクターを生み出す過程でハムハムを作る、という初めての挑戦でしたね。

大山様:
これまでグラフィックなどのデザインはしていても、こういった立体のものは初めてで…。三面図って何だろう?から始まりました。もう手書きでやるしかない!と思って、ユカイさんからお借りした甘噛みハムハムをじっくり観察したり、サイズを確認しながら書きました。

色はどうしようか、ほっぺの模様は刺繍にするか、ペイントにするかなど、上げたらきりがないですが、小畑さんと試行錯誤して二人三脚で作っていきました。

優しい色合いの3色のだいふく(左右2匹は試作品時の色)

真面目で誠実な秋田犬、忠犬ハチ公をイメージしていたので、色味はすごく悩みました。秋田犬にも茶色、白、グレーなど様々です。
実際にオフィスにお邪魔して、色見本帖で色を合わせたり、これまでユカイさんが制作されたハムハムの毛足や手触り感を確認する作業を重ねました。個人的には納期のことなどもあり焦っていましたが、太田社長から「せっかくいいものを作るんだから、納得するものを作ったほうがよい」というお言葉に励まされ、安心して小畑さんにいくつかの細かい要望を相談することができました。この伸縮性のある柔らかい生地もなんだか “ だいふく “ っぽいです。

ユカイ工学・小畑:
ありがとうございます。
あと、この笑っているほっぺが特徴ですよね。ハムハムで口を開けながら笑うぬいぐるみにするのが難しくて…。二次元ならできるんですが、立体になった瞬間なんだか気持ち悪くなってしまうこともあるんですよね。でもかわいく表現できてよかったです。

– みんなに愛される ” だいふく “ を目指して。

太田社長:
チームプレイで、企画を進められたので満足度が高く、期待以上の” だいふく “ができたな、と思っております。
わたしたちのビジネスだと” だいふく “は一般のお客様に向けたイメージで、対象となる方はお子さんからお年寄りまで幅広くいらっしゃいます。甘噛みハムハムは年齢の幅があったとしても、対象者の幅が狭まることはないです。また、2024年に迎えた65周年の節目を経て、全社員や取引先様に向けた配布など、だいふく推進委員会を中心に活動をしていきます。

“ だいふく “ が、様々なかたちで愛され、指を入れてくれた人を笑顔にして行って欲しいと考えております。

だいふく制作を担当したメンバー

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