RIZAP・JDSC・ユカイ工学の3社合同で健康寿命延伸プラットフォーム事業の実証実験を開始。高齢者の筋力維持・体力年齢改善を顧客目線で実現へ

2022/1/18 ニュース

「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのコミュニケーションロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学株式会社(本社:東京都新宿区、代表:青木 俊介)は、RIZAP株式会社(代表取締役社長 瀬戸 健、本社:東京都新宿区)と株式会社JDSC(代表取締役社長 加藤エルテス聡志、本社:東京都文京区)と3社合同で、健康寿命延伸サービスの構築と検証を開始したことをお知らせいたします。

ユカイ工学はファミリーロボット「BOCCO emo」を用いて、利用者のオンラインプログラム実施をサポートし、フレイル(※1)予防における結果の見える化と継続化を実現するプラットフォーム構築を実証していきます。

※1:フレイルとは、加齢に伴い心と身体の動きが弱くなってしまう状態

 

​​検証開始の背景

日本の平均寿命は、男性79.55歳・女性が86.3歳である一方で、健康寿命は男性70.42歳・女性73.62歳という結果が出ています。(※2)
健康寿命の延伸を目指すために重要であるのは、フレイル予防においての実証課題を解決することです。モニタリング(データ収集)、ITリテラシー、リクルート(参加と継続)の3つのハードルを下げることによって、より多くの方のフレイル予防の推進を目指します。フレイル予防をより多くの方に受けていただけるよう、結果の見える化と継続化を実現するプラットフォーム構築の実証を開始いたしました。

本サービス構築と検証は、三重県が、国内外の企業からアイデアを募集して開発のサポートや実証・社会実装の支援などを行う「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」の採択を受けました。第2期の募集にて、28件から4事業者の採択のうちの1事業者として、RIZAPが採択されました。今後、実現可能性調査を経て、実証実験を行っております。

ユカイ工学は、「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのコニュニケーションロボットやIoTプロダクトを企画・開発しています。「ユカイならでは」の視点でロボティクスやデザインで癒しを届け、ウェルビーイングな社会を目指しています。

本実証実験では、最新技術を搭載したコミュニケーションロボットでありながら、ユーザーへのITリテラシーを問わない操作性やインターフェースで、高齢者の負担なくオンラインプログラムの継続的な活用を促し、健康寿命延伸へ貢献できればと考えております。

 

採択内容について

「結果にコミットする。」フレイル予防
最新のヘルスケアテクノロジーを活用した、人にやさしい健康寿命延伸サービスの構築と検証

 

検証内容について

自治体にとってはフレイル予防をより多くの方に受けて頂き、かつ有効なデータとして構築をしたい声がある一方で、対象者である高齢者の日常のデータ収集が難しい、デバイス操作が難しいなどが課題として挙がっています。モニタリング(データ収集)、ITリテラシー、リクルート(参加と継続)の3つのハードルを下げることによって、より多くの方のフレイル予防の推進を目指します。
さらに、コロナ禍の状況を鑑みてオンライン実施を主軸としながらも、高齢者にITリテラシーを求めず寄り添う施策を同時に展開していくことで、高齢者の参加ハードルを下げ、高い参加率・継続率を狙っていきます。

3つのハードル
1、モニタリング(データ収集)
2、ITリテラシー
3、リクルート(参加と継続)

 

検証体制について

3社合同で、フレイル予防における結果の見える化と継続化を実現するプラットフォーム構築を実証していきます。

ユカイ工学は、フレイル予防につながる継続支援として、親しみやすいインターフェースとハンズフリーなどの平易に操作できるファミリーロボット「BOCCO emo」を活用し、利用者のモチベーションアップ、プログラムの実施状況や食事内容のデータ収集に関与いたします。

 

クリ“ミエ”イティブ実証サポートとは

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、世の中の考え方・働き方は大きく変わってきており、感染収束後は感染拡大前の日常には戻らず、アフターコロナの新常態(ニューノーマル)となっている可能性が高くなっています。

本事業では、こうした動きに伴い発生する新たな地域課題・社会課題の解決や、「新たな日常」の実現に向けて、革新的なビジネスモデル・テクノロジーで対応しようとする国内外の大企業・スタートアップ(第二創業・企業の新規事業を含む)等からアイデアを募集し、開発のサポートや実証実験・社会実装の支援等を行うことで、地域の課題解決に繋げるとともに、三重県から、全国に先駆けて感染防止対策や新しい生活様式のモデルが構築されることを目指しています。

URL:https://cre-mie-tive.jp/

※2:平成26年 厚生労働省調査より

 

各企業について

RIZAP株式会社
http://www.rizap.jp/

「結果にコミットする。®」をコンセプトに、パーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」を運営しています。2012年2月の1号店オープン以来、店舗拡大とともに急成長を続ける RIZAPは、一般のスポーツジムとは異なり、ゲストの夢、理想、真のニーズと本気で向き合う資質を持ったトレーナーを厳選しています。「人生最高の体と自信、そして期待を上回る感動を提供する」ため、パーソナルトレーナーの品質にこだわり、ゲストの理想の体型の実現に全力でコミットします。
「RIZAP」の名称は、「RISE」と「UP」からできています。また、黒色背景と金色のロゴには、“どん底で暗闇の状態からでもその人が望む限り、高く飛躍でき、必ず光り輝く未来は訪れる”という想いを込めています。現在、国内 123店舗を運営。(2021年6月末現在)累計会員数は17万人を超えています。(2021 年12月末現在)

企業情報
株式会社RIZAP
代表取締役:瀬戸 健
設立日:2010年5月7日
本社:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー31F

 

株式会社JDSC
https://jdsc.ai/

JDSCは、物流最適化や需要予測、フレイル検知や教育など、基幹産業を中心とした幅広い分野で、一気通貫型の高付加価値なAIソリューションを提供しています。アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関するビジネスマネジメント事業を行い、業界全体の課題解決にAIを活用し、日本の産業のアップグレードを目指しています。

《当社の3つの特徴》
1.AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見
2.AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力
3.大手企業との共同開発と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル。

企業情報
株式会社JDSC (Japan Data Science Consortium Co. Ltd.)
代表取締役:加藤エルテス聡志
設立日:2018年7月23日
本社:東京都文京区本郷二丁目38-16 JEI本郷ビル8階

 

BOCCO emoについて

BOCCO emoは、2015年に誕生した「BOCCO(ボッコ)」の次世代モデルのコミュニケーションロボットです。BOCCOの機能(音声メッセージの送受信、センサ連携、天気配信やリマインド機能、IoT機器との連動など)に加え、音声認識機能、ハンズフリー対話、Wi-Fi/LTEの通信方式に対応、共感を生む感情表現、ニックネーム設定、そしてAPIによるシステム連携を実現しました。様々な情報を届け、家族の一員として振る舞います。

専用のBOCCO emoアプリは、家族内でのメッセージのやりとりや、センサーの反応を確認することができる家族専用掲示板です。BOCCO emoに話しかけると、音声メッセージと音声認識でテキスト化されたメッセージがスマホに送信されます。また、スマホからはテキストか音声でメッセージを送信することができます。子どもや高齢の親などスマホを持たない家族とも簡単にコミュニケーションをとることができます。

BOCCO emoがもう1人の家族のように寄り添い、やさしいコミュニケーションが生まれることを願っています。

BOCCO emo 公式サイト
https://www.bocco.me/emo/

 

Petit Qooboについて


しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」の、ひとまわり小さいサイズのしっぽロボット「Petit Qoobo」。でも、ただ小さくなっただけではありません。Qooboと同じ様に撫でるとしっぽを振って応えてくれるのはもちろん、周囲の音や声に反応してしっぽを振ったり、驚いたり。そっと抱き寄せると、トクトクと鼓動を感じたり。どこか幼くて元気なPetit Qooboが、あなたの毎日にもっと寄り添い、癒やしを届けます。

Qoobo 公式サイト
https://qoobo.info/index/

 

発表予定

未発表の新体感プロダクトを展示予定
※詳細は近日発表予定

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