「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学株式会社(本社:東京都新宿区、代表:青木 俊介)は、感情表現豊かに人に共感する、未来のファミリーロボット「BOCCO emo(ボッコ エモ)」Wi-Fiモデルの予約販売を本日12月22日(火)より開始いたします。一般発売は2021年3月を予定しています。
▼ユカイ工学オンラインストア「BOCCO emo」予約販売URL
https://store.ux-xu.com/products/bocco-emo
「BOCCO emo」は、60日間のクラウドファンディングを10月19日(月)からCAMPFIREにて開始し、12月17日(木)に盛況のうちに終了いたしました。目標金額を大きく上回り、441名の方から総額14,675,313円のご支援をいただきました。支援者へのお届けはWi-Fiモデルは2021年1月、LTEモデルは2021年2月を予定しております。引き続き開発・製造を進めて参ります。
※ユカイ工学オンラインストアではWi-Fiモデルのみの取り扱いとなります。
「エモ」さを伝達するのはスキルと想い (ソフトウェア編)
https://note.com/ux_xu/n/ndddd10537853
ユーザーと一緒に育てるロボットデザイン(デザイン編)
https://note.com/ux_xu/n/n5b80cfeafe92
追求するソフトウェアの面白さ(ソフトウェアOS編)
https://note.com/ux_xu/n/nb9ccc943bd77
分解してよりわかるハードウェアの奥深さ(ハードウェア編)
https://note.com/ux_xu/n/n07ab153b2375
ぼんぼり
BOCCO emoのぷるぷると動くぼんぼり。可愛く、且つ、静かに動かすために、磁石とコイルとバネを組み合わせた独自のアクチュエーターを開発しました。
通気口
動作中に熱がこもらないように、ボディに通気口を作ります。最初は写真の左のように、体の両脇に穴を開けて試作していましたが、あまり目立つ穴は開けたくありませんでした。サーモグラフィで温度分布を見ながら最良を見つけ出し、最終的には首のつけ根と底面に隙間をあけて、通気口を作りました。(首の後ろに見えている穴は、スピーカーです)
顔と体の素材
BOCCO emoの顔と体は、同じように見えて実は素材を変えています。体は光を通さないように、顔はほっぺの光が外からも見えるように。どちらも透明の樹脂に顔料を混ぜて色をつけています。ベージュカラーが暖色よりのため青などの寒色の光を中々通してくれず苦労したとか…
検査後
検査を終えたBOCCO emoたち。これから一緒に暮らす新しい家族に出会えることを楽しみにしています。
期間:2020年10月19日(月)〜12月17日(木)/60日間
詳細ページ:https://camp-fire.jp/projects/329642
BOCCO emo プロモーションムービー
BOCCO emo 開発者インタビュー
BOCCO emo公式サイト
https://www.bocco.me/emo/
BOCCO emoの最新情報を受け取れるメールマガジン登録
http://eepurl.com/heaP01
BOCCO公式Twitter
https://twitter.com/BOCCOrobot/
BOCCO emoは、 既存モデルの「BOCCO(ボッコ)」の機能(音声メッセージの送受信、 センサー連携、 天気通知やリマインド機能、 IoT機器との連動など)に加え、 音声認識機能、 ハンズフリー対話、 LTE/Wi-Fiの通信方式に対応、 共感を生む感情表現、 そしてAPIによるシステム連携を実現した次世代モデルのロボットで、 様々な情報を届け家族の一員として振る舞います。
専用のBOCCO emoアプリは、 家族内でのメッセージのやりとりや、 センサーの反応を確認することができる家族専用掲示板です。 BOCCO emoに話しかけると、 それが音声メッセージとして送信され、 スマートフォンからはテキストか音声でメッセージを送信することができます。 子供、 両親、 祖父母などのスマートフォンの操作ができない家族とも簡単にコミュニケーションをとることができます。
まだスマートスピーカーがなかった2015年。「BOCCO」は、スマートフォンを持たない子供と親とのコミュニケーションツールとして誕生しました。
「BOCCO emo」は、「BOCCO」の基本機能はそのままに、最新の「高性能の音声認識技術」を搭載し、今までにない新しいカタチの、コミュニケーション・インターフェースへと進化を遂げました。
スマートスピーカーが広まりつつある昨今、Voice User Interfaceについて自分たちなりのアプローチができないかという思いのもと、開発がはじまりました。既存モデルの「BOCCO」の、メッセージを送受信する機能は引き継ぎつつ、よりロボットから自発的なインタラクションがとれるようになりました。
ただ音声コマンドを実行する無機質な物体ではなく、日常の会話や挨拶などに対して独自の言語(エモ語)や動きでリアクションし、共感を生む振る舞いを目指しています。例えば、ペットが人間の言葉を理解していないはずなのに、鳴き声や振る舞いから会話ができてしまうような、そんなつたないながらも生き物らしさの備わったロボットとなることを狙いとしています。
フォルム
シンプルな丸みのあるフォルムで、どこか懐かしい親しみやすさを目指しました。また目や鼻、マイクのへこみなども触りたくなるような有機的な曲線をディテールとして表現しています。
ほっぺたの表現
ロボットの動作状態を表現するインジケータのLEDは、ほっぺたの部分に配置しました。ほっぺたの色の変化によって感情表現を視覚的にもわかりやすくなりました。技術的な工夫としては、ほっぺた部分の樹脂を極限まで薄くし、さらに材料配合を細かく調整する事で、LED消灯時は何もない樹脂表面に見えるのに、LED点灯時だけ光が透けて見えるような表現を実現しました。
ボンボリの動き
頭の上についている赤いボンボリは、コイルと磁石で振り子のようにブンブンと動くようになっており、ペットが尻尾を振って感情をあらわす様子と似た演出ができるようになっています。
開発の工夫
スピーカー、インジケータなどのパーツを生物の身体機能に添って配置することで、機能としても、使い心地としてもバランスのよい設計になっています。スピーカーは頭部に配置することで、マイクのある胴体から構造的に分離され、マイクに入るノイズを低減することができます。
また、あえて口をつけないことで、ほっぺたの光や首のうなづき、ボンボリの動きで、嬉しい・照れる・怒る・泣いてる・ソワソワすると行った喜怒哀楽の感情を表現し、受け手が想像する余白ができます。
あなたに共感し、パーソナライズしていく機能を搭載。
心地よい距離感で、長く一緒に住みたくなる家族のようなロボットです。
「BOCCO emo」は販売中モデルの「BOCCO」の仕様(音声メッセージの送受信、センサー連携、指定時間発話や天気予報通知など)に加え、下記の機能が追加されます。
・高性能マイクアレイ、音声認識、音声合成
・共感を生む感情表現(首の動き、ほっぺの色、ぼんぼりの動き)
・対話機能(トリガーワード・シナリオベース)
製品情報
価格:40,000円(税抜)
サイズ:W90 x D90 x H150 (mm)
重量:400g
電源:100-240V AC アダプター
消費電力:6.8 (W)
Wi-Fi規格:IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)
Bluetooth規格:Bluetooth Low Energy
付属品:AC アダプター
※SIMモデル(サービス提供:合同会社ネコリコ)には環境センサが付属します。
受賞歴
2020年度GOOD DESIGN賞