非接触型サービスに音声対話開発キット「codama(こだま)」、コロナ対策で注目!ユカイ工学、企業や開発者向け音声UI体験ハンズオン・無料相談会を7月から開始

2020/6/24 ニュース

導入事例「PaPeRo i(パペロ アイ)」(NECプラットフォームズ株式会社)に「codama」が採用
オープンスペースでの集音にも優れ、快適なコミュニケーションの実現が可能

「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、コミュニケーションロボットなどを企画・開発・販売するユカイ工学株式会社(本社所在地:東京都新宿区、代表:青木 俊介 以下、ユカイ工学)は、新型コロナウイルス感染拡大予防対策のひとつとして非接触型サービスが注目される今、2018年に発売を開始した音声対話開発キット「codama(こだま)」を活用した音声ユーザーインターフェース(以下、音声UI)のサービスや製品開発を支援するコンテンツ提供などのソリューションを拡充して参ります。

また、「codama」がもつ集音技術から、NECプラットフォームズ株式会社が提供するコミュニケーションロボット「PaPeRo i(パペロ アイ)」に採用され、本製品向けに当社が「おしゃべり機能オプション」のハードウェア開発支援を行いました。(2020年4月より出荷開始)

https://codama.ux-xu.com/


、非接触型の音声UIが注目される背景

近年、駅の自動販売機や博物館、ショッピングモールの公共の場でもディスプレイやタッチパネルを使った利用者の視覚や触覚に訴えるユーザーインターフェースなど、先進的で使いやすい機能を利用する機会が増えています。その一方で、常に不特定多数の人が触れるため、今後は頻繁な消毒作業などのメンテナンスの課題が出てきており、触れずに操作できる機器の登場が期待されています。

ユカイ工学ではこれまで、音声対話開発キット「codama」及びその機能を活用した「BOCCO emo」を開発・販売していく中で、音声ユーザーインターフェースの実装だけでなく、騒音や雑音環境下、また特定方向のみの音声検知などの利用シーンを想定した提案を行なう等、音声ユーザーインターフェースに関するテクノロジー、ノウハウを培ってまいりました。

この知見をもとにこれからの社会で必要とされる、触れずに操作ができる、メンテナンスコストを低減するためのサービスや製品開発に携わる企業へ、これまでの当社ノウハウをもとに、ハンズオンやWebセミナーの開催し、非接触型サービスや機器が広く、早く普及されるよう、企業や開発者を支援してまいります。

 

提供予定の音声UI活用サービス・コンテンツの詳細

① 音声UI験ハンズオンを開催(7月・8月実施)
音声UIエンジン+音声対話開発キット「codama」ハンズオン(開発者向け)
音声UIエンジンの初期起動から、ビームフォーミングやノイズキャンセルなど、音声UIの課題対策や付加価値機能をご案内し、実際に体感していただく場をご用意します。

実施日程
第一回:2020年7月9日(木)15:00‐16:30   
第二回:2020年8月6日(木)15:00‐16:30

② 音声UI個別相談会(7月1日より開始)
音声UIをご検討中の方に向け、無料の個別相談会を実施予定。それぞれの業界や興味分野に合わせた事例のご紹介、エンジンの選び方、音声UI設計のつまづきどころなど、広くご相談対応。

2020年7月1日(水)以降、毎週月曜~金曜(平日のみ)の10時~17時にて。
利用ツール:Web会議ツール(GoogleMeets/Skype/Zoom等)
  
▼①②は以下URLよりお申し込みください。
https://forms.gle/JeHZxUTbkhN87BXN7

③ エッジ型音声UIソリューションキット〈音声認識SDK+codamaの企業向け開発用パッケージ〉
(2020年夏、リリース予定)
株式会社フュートレック製エッジ型音声認識SDKを組み込んだ、音声UIを簡単に起動、テスト、カスタマイズができるキットをご提供します。エッジ型のためクラウド料金も不要で、すぐに開発へ着手できます。



ソリューションキットに含まれるもの(詳細はリリース時にご案内)
・ハードウェア及びOS等の音声UI動作のために必要なソフトウェア一式
・開発用ドキュメント、テストケース

今後音声ユーザーインターフェースの利用が促進されるユースケース
・商業施設のタッチパネル案内  
・券売機等公共施設の音声案内  
・作業現場の日報入力 
・博物館などの音声ガイダンス  
・飲食店の順番待ちシステム

 

音声対話開発キット「codama(こだま)」活用事例

NECプラットフォームズ株式会社のサービスプラットフォーム商品「Papero i」に、高齢者を対象としたローカル会話サービス「おしゃべり機能オプション」が加わり、主にマイク周辺のハードウェアにユカイ工学の「codama」が採用されました。

PaPeRo i
PaPeRo i


「codama」の集音信号処理機能を使うことで、音声認識率を市販のスマートスピーカー相当へ向上させる効果が期待できること、また「Papero i」に搭載されているSBC(Single Board Computer)と容易に接続ができることが、採用の決め手となりました。

PaPeRo i(パペロ アイ)/NECプラットフォームズ株式会社
https://www.necplatforms.co.jp/solution/papero_i/

音声対話開発キット「codama(こだま)」3つの特長
・あなたの声をウェイクアップ・ワードに設定可能
・音声処理技術でノイズ低減
・音源方向の検知で振り向きロボットの実装や特定方向の音に反応

 

codama公式サイト
https://codama.ux-xu.com/

音声対話開発キット「codama」
音声対話開発キット「codama」

 

参考)
codama(こだま)プレスリリース/2018年12月
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000015618.html
 

本取り組みにご協賛いただいている企業

株式会社フュートレック
https://www.fuetrek.co.jp/index.html

事業内容
音声認識事業を中核に、CRM事業など複数の事業でビジネスを展開しています。2018年9月にグローリー株式会社(東証一部)と資本業務提携契約を締結し、現在は音声認識の開発資産を活用した声認証の分野に取り組みを広げています。

協働内容
音声認識とその関連技術を持つフュートレックと、コミュニケーションロボットのパイオニアであるユカイ工学が連携することで、双方の製品価値を向上させ、人々の豊かな生活に寄与するコミュニケーションロボットの市場拡大を図ってまいります。

参考資料
株式会社フュートレック発行プレスリリース
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2468/ir_material/143909/00.pdf

 

 

 

 

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