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総合技術研究所

家CON-2015 ?スマートハウスを活用した新発想アプリ開発コンテスト?

消費電力のモニタリングや家電機器操作もできる住宅向けAPIを使って、スマートハウスの新たな可能性を切り開いて下さい

スマートハウスから収集したHEMSデータや家電・設備機器の制御機能と、Web上で公開されている地図情報や気象情報、インターネットに接続できる家庭用ロボットやセンサー等を組み合わせて、新たな発想のアプリケーションやサービスを開発するコンテストです。

詳しくはイベント概要をご覧ください。

選考結果

最終選考の結果、以下の作品が入賞しました。
応募していただいた皆様、関心を寄せて頂いた皆様、ありがとうございました。

はじめにお読みください(コンテストのポイント)

最優秀賞 hometalk(SUSHITRONICS)

[提案コンセプト]
スマートハウスの機能を使いたいときって、家族同士のコミュニケーションがきっかけが多いはずです。例えば、『電気消しといてね』『家の鍵、閉めた?』みたいに。もし、家族のだれかに何かお願いするように、『家』に用事をお願いできたら・・・?
ある意味、『家』も家族の一員。そんなふうに、家族と家との関係を見直すことで、『家と会話する』アプリを開発しました。
チャット上で家族同士で会話しているときに、『トト』という家のアカウントに話しかけることで、スマートハウスを操作することができます。
[メンバー名]
稲垣 洸雄、杉浦 光:筑波大学
[提案資料]
hometalk.pdf Hometalk.mp4
[アプリ/技術情報]
housing-api(github)
[来場者の声]
外出しがちな家族のチャットに介入し、家を常に見守る「家守」的コンセプト、気付いても人間が指示しないと勝手に動かない点が好感でした / Homeを意識したもので、家電(モノ)と人とのインターフェースに、更に第三者が加わったコミュニケーションパターンは、今後家電に対する利用者の認識を変える可能性を感じた

ビジネス部門賞 チャリーン[Chariiing](Eastlab)

[提案コンセプト]
『見える化』は生活者のエコ意識の向上という目的のための手段と捉え、改めて目的に立ち返り提案をさせていただきます。それが、『チャリーン』です。
『チャリーン』は、家庭における電力の消費過程を硬貨が落ちる音によって可聴化することで生活者のエコ意識を高める家庭用デバイスです。硬貨が落ちる音というのは、老若男女問わず直感的に理解できる音メディアです。消費過程を硬貨の落下音によって可聴化することで、わざわざ消費電力情報に触れに行くという行動を必要とせず、誰でも受動的に情報を受けて理解できます。
『チャリーン』は見える化ではなく、電力の擬似的な先払いシステムと消費過程の可聴化によって生活者のエコ意識を高めます。
[メンバー名]
川島 大地、竹村 光、葛原 健太、瀧澤 章太郎
[提案資料]
Chariiing.pdf Chariiing(youtube)
[来場者の声]
「聞える化」というコンセプトが新しくて良い。お金の音は誰でも意識せざるを得ない情報であり、それをとても上手に利用できている / データや仮想的なインターフェースになりやすいHEMSに、小銭というリアルなものを組み込むことで、ユーザーの節電意識を強くさせるところが面白かった

ユーザーインターフェース部門賞 HEMSプリンター(HEMSプリンター開発チーム)

[提案コンセプト]
HEMSサービスと連携したレシートプリンターの提案です。既存のHEMSサービスのほとんどは、スマートフォンやWebインターフェースを必要としていますが、スマートフォンの普及率は人口の半分程度しかなく、PCの普及率はさらに低くなっています。
そういったデバイスを持たない人にもHEMSの恩恵を感じてもらうため、せいぜい少数のボタンを押すだけで簡単に利用できる一般向けのサービスを開発しました。
特徴は、①システムからの出力はレシートであり、視認性や携帯性に優れており破棄しても低コストであること、②モード変化がなく迷いづらいこと ③ユーザーの入力はボタンを押すことに限られていること、であり、非スマホ非PC世代にも使いやすいこと を目指しています。
[メンバー名]
大和田 茂 :ソニーCSL、平井 朋寿、立川 亮介、唐木 正博、稲津 博嗣 :株式会社クレステック
[提案資料]
HemsPrinter(slideshare) HemsPrinter(youtube)
[アプリ/技術情報]
HemsPrinter(github)
[関連情報]
http://kadecot.net http://www.crestec.co.jp
[来場者の声]
これ以上シンプルなインターフェースは無いと思います。意外と奥深い / ローテクですが紙一枚の手軽さ、完結する点はスマホになじんでいない人にも使いやすい / 詳しい知識を持たなくても使える「家電」としてのHEMSのヒントになった

マッシュアップ部門賞 4Dコントローラー(くにきやらぼ)

[提案コンセプト]
テレビに4Dを追加。4Dコントローラーを使うことにより、状況にあわせて調節することができます。例えば、ホラー映画を見ているときは涼しく、暗くなるということができます。演出効果としては以下のようなものとなります。
  1. 映像演出
    映像に合わせ明るさ・室温を複合した調節機能
    (今回は映画の1シーンに演出タイミングを設定したもの)
    指定時間に規定の演出効果を再生する
    (今回は上記演出シーンを指定時間に再生するものを準備)
    HEMSユーザーを判別し、ユーザー別による演出補助
    (独身者の場合には、演出に集中できるように演出中の施錠機能を準備)
  2. 感情演出
    人のモーションに合わせた調光機能
    (スマホのシェイクモーションに合わせ照明操作する機能を準備)
[メンバー名]
くにきやらぼ(山口恵輔、原田 祐介、中島 元成、山下 祐生、松本 悟)
[提案資料]
4Dcontroller.pdf
[アプリ/技術情報]
4Dcontroller(GooglePlay)
[来場者の声]
電気を使うことで、より良い体験を得られるというのは面白いと思う。映画を見ているときには使ってみたくなるのでは / 逆に部屋を暖めてしまうなど、HEMS=節電の概念にとらわれない視点が面白かった。

その他の応募作品(6作品)

家族見守り(phamilia)

[提案コンセプト]
家族が集まる家の状況を不在時にも関係なくデータを可視化し、家族のコミュニケーション促進のサポートを行います。
Online to OnlineはLineなどすでにあるので、Offline to Onlineでのコミュニケーションツールとして活用。両親不在時の家の見守りを消費電力と行動履歴をもとにサポートし、日々の行動履歴を機会学習して新たな民間のサービスをレコメンドします。
新たなハードウエアの導入を目指すのではなく、現在の家庭ですでにある機器(つまりスマートフォン)で実現可能な世界を目指してアプリを開発しています。
[メンバー名]
有路仁喜:iemo&DeNA
[提案資料]
kazoku_mimamori.pdf
[関連情報]
http://dena.com/jp/ http://iemo.jp/

スマートPixel(情報造形)

[提案コンセプト]
プログラマブルな小型情報提示デバイスの提案です。ディスプレイ上に敷き詰められたピクセルを一つひとつ取り出すメタファを持ち合わせ、HEMS計測情報をアンビエントな形で伝え、目で見て楽しめるデバイスを目指します。
また、飽きのこない楽しいデバイスを目標とします。ユーザは1ピクセルに対応するデバイスを自由な形で隣り合わせ、新たな形のディスプレイを作ります。デバイスは点滅パターンや色、デバイス間の協調動作により情報提示を行います。
本デバイスは小型のため壁や天井にも配置可能で、インテリア要素も持ち合わせています。具体的な使用例としては、朝起きたら天井に天気が表示されるディスプレイを自分でデザインすることが挙げられます。
[メンバー名]
松田 暁、村田 遥人 、高山 晃一
[提案資料]
Smart_pixel.pdf Smart_pixel(vimeo)
[アプリ/技術情報]
AmbientPixel(github)

Chacom[チャコム](Strong Blue)

[提案コンセプト]
家としゃべりながら気軽に家電をスタンプで操作できます。
世のHEMSの課題としてデータや機能を全面に出したデジタルなものが多く『あたたかみ』がありません。そのため、女性から親しみがわきづらく、普及の妨げになっていると考えます。
そこで今回作成したリクエスタは、家とのコミュニケーションに軸を置き、『家と会話する』ことで家電の操作やエネルギー節約・管理を可能にします。
会話の仕組みについても、ただテキストで家と会話するだけではなく、視覚的に楽しく親しみのある『スタンプ』を利用し、直感的に自分の家とコミュニケーションすることができます。
[メンバー名]
横田 隼、岩瀬張 太士、朝日 勝雅、奥田 千寿、土屋 茉奈美
[提案資料]
Chacom.pdf

HAL2015(Happy Artifical Lab)

[提案コンセプト]
目指したのは、映画『2001年宇宙の旅』に出てくるコンピューターHALが、あなたの家に来る未来。人に優しく、使って楽しく、温かいつながりのあるおウチ。今の技術では手に余る部分も含めて、その夢に近づけるべく、今手に入るモノを最大限組み合わせてプロトタイプを作りました。
空中に浮かぶ空間UIと、それを操作するための「魔法の杖」。HEMSの実態である家庭内の細かな情報は「見せない」、かわりに、クラウド側で自動化・最適化して、いい塩梅の提案だけが空間UI上に表示され、魔法の杖で操作します。そんなスマートハウスは、別のスマートハウスと「ペアリング」しています。
例えば単身赴任先のお父さん、田舎にいるおじいちゃん、ひとときも離れたくない恋人と。ペアリングにより実現するゆるい繋がり、それを感じることのできる家。そんな世界を体験できるシステムです。
[メンバー名]
橋本 裕:デジタルハリウッド大学 メディアサイエンス研究所
[提案資料]
HAL2015.pdf HAL2015.mp4
[関連情報]
http://yutakaneji.com/kawaii.html

Secure Home(Hachi)

[提案コンセプト]
人の気配がすると空き巣は仕事をすることをやめるという傾向を活かし、人間が家にいるような状況を意図的に作り出すことで空き巣に狙われない家とすることを狙いました。
ほぼ、ホームセキュリティ会社の領域となっている家を守ることに対して、家単体で何かすることは出来ないのかということを考えています。具体的には、時間帯/気象条件を元に家を構成する要素(テレビ、照明、カーテン、窓)を組み合わせシステム制御します。
主に家を構成する要素を制御する方法はスケジュール管理で行い、気象条件を元に不自然な動きをしないように補正を行います。例えば、天気が悪いのにもかかわらず、窓が開いていることがないようにします。
[メンバー名]
笠原 高明、岩永 絵美
[提案資料]
Secure_home.pdf
Secure_home(youtube) *字幕をONにして下さい

Sleep Sence(FraSen)

[提案コンセプト]
FraSen’s Personalized Sleep Care Service combines the latest in sleep science, internet of things (IoT), and software into a novel way to sleep deeper, wake up more refreshed, and maintain a full charge throughout the day.
For example of temperature of the house, Air-conditioner will be controlled automatically depending on body temperature. Lighting will be controlled automatically based on a time cycle.
Automatic home system can help to secure house by closing windows, locking doors, closing curtains, etc. Personal health condition during sleeping informs you to take care user’s wellness life.
[メンバー名]
Hyojun Woo, Kisoong Jang, Thinh Nguyen, Duy-Linh Nguyen:FraSen
[提案資料]
Sleep_Sence.pdf Sleep_Sence.mp4
[アプリ/技術情報]
Sleep_Sence(apk)
[関連情報]
http://frasen.io

参考作品

室内干しタイマー(チームイクメン)

[提案コンセプト]
洗濯物を室内干しする人が増えています。しかし、冬場や梅雨時はなかなか乾かないため、除湿機や扇風機をもってきて乾かすこともありますが、邪魔だったり移動が面倒だったりします。
そこで、家の中にある機器を上手く活用して効率よく洗濯物を乾かせないかと考えたのがこのアプリです。
運転時刻や温度条件などは、IF THEN 方式のメニューで設定できるようになっていますので、お好みの運転パターンを作って頂くことができます。
*開発の参考事例として応募者に配布したものです
[メンバー名]
大和ハウス工業株式会社
[提案資料]
shitunaiboshi.pdf
[アプリ/技術情報]
RoomDrying(iTunes)
[関連情報]
https://www.daiwahouse.co.jp/lab/HousingAPI/

イベント概要

スマートハウスから収集したHEMSデータや家電・設備機器の制御機能と、Web上で公開されている地図情報や気象情報、インターネットに接続できる家庭用ロボットやセンサー等を組み合わせて、新たな発想のアプリケーションやサービスを開発するコンテストです。

提供する機能は、スマートメーターや蓄電池等の電力関連データや世帯属性別の統計情報*1、
エアコンや照明等の家電・設備機器制御*2機能で、
それらを利用する通信命令(API:Application Programming Interface)を搭載したシミュレータソフトを使って開発を行います。

スマートハウスの情報(シミュレータソフト) 送信命令送付(消費電力収集・機器制御等) 応答(消費電力・ON/OFF状態等) 開発端末 地図情報 気象情報 特売情報 ソーシャルメディア

開催概要

募集期間2015年5月18日(月)~7月21日(火)
実装期間8月10日(月)~10月13日(火)
一次審査発表2015年8月10日(月)(10テーマ程度に選考)
二次審査10月24日(土)15:00~18:00 大和ハウス工業(株)東京本社会議室(実装したアプリ+プレゼンテーション)

*アイデア出しイベントについて
日本最大級のWeb開発コンテスト、MashupAwards 11と連携したアイデアソンを6月6日(土)に実施します。詳しくは以下のサイトをご覧下さい。
https://mashupawards.doorkeeper.jp/events/24770

募集開始 募集期間約2ヶ月 1次審査 10テーマ程度に選考 実装期間約2ヶ月 2次審査 実装したアプリ+プレゼンテーション

応募要項

以下の条件を満たす個人もしくは企業

  1. ①参加規約に合意できること
  2. ②標準API及び住宅APIを活用した実働するアプリを開発すること(アイデアのみは不可)
  3. ③開発を通じてAPIの使い勝手、セキュリティ等についてのアンケート調査に回答できること
  4. ④開発したアプリの公開が可能であること

応募の流れ

【Step1】応募登録
まず以下の「お問い合わせフォーム」に必要事項を入力し、エントリーを行って下さい。
登録後にe-mailで送付される受付番号が提案資料送付の際に必要です。
*フォームは当社汎用様式となっています。頂いた個人情報については本コンテスト以外の目的は利用しません。
【Step2】提案資料の作成(7月21日(火)必着)
  1. 応募シート(teian.xls)
    提案主旨や提案ポイント等、審査に必要な項目を記載するエクセルシートです。
  2. 詳細説明資料(パワーポイント10枚以内様式は自由)
  3. 標準APIアンケート(questionnaire.xls)
    標準APIについてのアンケート調査シートです。6月中旬を目途に、応募者に直接送付致します。

開発支援資料

シミュレータのダウンロード
API仕様書
  • 標準API仕様書(PDF)
    • *大規模HEMS情報基盤サーバーに搭載するサービス事業者向けWebAPIです。
    • *仕様書は後日エントリーフォームに記載されたメールアドレスに直接送付させて頂きます。
  • 住宅API仕様書(PDF)
    • *宅内のコントローラーに搭載した家電・設備機器制御用のAPIです。
Mashup向けAPIリスト(参考資料)
  • http://mashupaward.jp/apis
    • *Mashup Awards実行委員会様の協力のもと、リンクを掲載させて頂いております。
iOS向け住宅APIライブラリ

審査基準・賞金

斬新性 一般的なHEMS画面にない、画期的デザイン/実用性 特にスマートメーターAPIはリアルな話/ビジネス性 実際のビジネスとして経済を回せるかどうか/ユーザーへの訴求度 ユーザーが楽しめる、あるいは、使ってみたくなるようなモノ

1.最優秀賞 1点 100万円
四つの審査基準(斬新性、実用性、ビジネス性、ユーザーへの訴求度)のバランスに優れ、エネルギーに限らず健康や見守りなどスマートハウスの新たな可能性を感じさせる作品
2.各部門賞 3点 各20万円
  • ・ビジネス部門賞
    派手さは無くとも実用性に優れ、すぐにビジネスに活用できそうな作品
  • ・ユーザーインターフェース部門賞
    消費電力の表示、機器操作等で、従来に無い斬新な表現方法(デザイン)を提示した作品
  • ・マッシュアップ部門賞
    既存のWebAPIや新たなデバイス(センサー、ロボット等)を融合させることでスマートハウスの新たな活用方法について提示した作品
3.一次選考賞
二次審査に選出された作品 10点程度 クオカード3万円

*最優秀賞には該当者が無い場合があります。

審査員

主催等

主催大和ハウス工業株式会社(経済産業省大規模HEMS情報基盤整備事業と連携して実施するもの)
協力

iエネコンソーシアム iエネコンソーシアム

Mashup Awards Mashup Awards運営委員会((株)リクルートホールディングス)